電子契約サービスおすすめ11選を比較|特徴・料金・選び方を解説

企業のデジタルトランスフォーメーションが加速する現代において、電子契約サービスの導入はもはや選択肢ではなく、競争力を維持するための必須戦略となっています。
しかし、市場には多種多様なサービスが溢れ、「どのサービスが自社に最適なのか」を見極めるのは容易ではありません。

本記事では、電子契約サービスの基礎知識から、法的効力選び方導入後の失敗回避策まで解説します。
さらに、タイプ別におすすめの電子契約サービスを紹介します。

この記事を読めば、電子契約導入に関する疑問が解決し、自信を持ってDXの第一歩を踏み出せるでしょう。

目次

電子契約サービスの基礎知識とメリット・デメリット

まずは、電子契約の基本的な仕組みと、導入によって得られるメリット・デメリットを正しく理解することから始めましょう。
表面的な利点だけでなく、潜在的な課題も把握することが、導入成功の鍵となります。

電子契約とは?基本的な仕組みと契約締結までの流れ

電子契約とは、従来紙媒体と印鑑(署名)で行っていた契約締結を、電子データを活用してオンライン上で完結させる仕組みのことです。
契約内容はPDFなどの電子ファイルで作成され、契約当事者は電子署名タイムスタンプを付与することで、契約の本人性(誰が契約したか)と非改竄性(内容が変更されていないか)を担保します。

契約締結までの流れは非常にシンプルです。

  1. 送信者が契約書(PDF)をアップロード
  2. 相手方のメールアドレスなど宛先を指定して送信
  3. 受信者がメール内のリンクから契約内容を確認
  4. 受信者がオンライン上で署名(同意ボタンのクリックなど)
  5. 双方に締結完了通知と契約書の電子ファイルが送付される

この一連のプロセスがすべてクラウド上で完結するため、場所や時間を選ばずに迅速な契約締結が可能です。

電子契約導入で得られるメリット

電子契約の導入は、多岐にわたるメリットをもたらします。

最も直接的な効果はコスト削減です。
紙の契約書では収入印紙が必要になることもありましたが、これが不要になります。
また、印刷費、郵送費、書類の保管スペースにかかる費用も削減できます。
特に契約件数が多い企業では、年間で数百万円以上のコスト削減も夢ではありません。

次に挙げられるのが、業務効率の大幅な向上です。
契約書の作成から郵送、返送、保管といった一連のプロセスがオンラインで完結するため、契約締結までのリードタイムが短縮されます。
これにより、ビジネスチャンスを逃すことなく、迅速な意思決定が可能になるでしょう。

また、過去の契約書もキーワード検索で瞬時に見つけ出せるため、管理業務の負担も軽減されます。

電子契約のデメリットと事前に知っておくべき注意点

多くのメリットがある一方で、電子契約にはデメリット注意点もあります。

まず、すべての契約が電子化できるわけではありません
事業用定期借地契約など、一部の契約では書面での締結が義務付けられています

また、最大の障壁となりがちなのが取引先の理解です。
特にITに不慣れな企業や担当者からは、セキュリティへの不安操作方法の煩雑さを理由に、電子契約への同意が得られない場合があります。
導入前には、取引先に対して電子契約のメリットや安全性を丁寧に説明し、理解を求めるプロセスが発生します。

さらに、導入には初期費用月額費用がかかるため、費用対効果を慎重に見極める必要があります。

電子契約の法的効力と電子帳簿保存法への対応

電子契約を導入する上で最も重要なのが、その法的な有効性です。
日本の法律は電子契約をどのように位置づけ、企業は何を守るべきなのでしょうか。

ここでは、電子契約の法的根拠となる「電子署名法」と、保存ルールを定める「電子帳簿保存法」について詳しく解説します。

電子署名法で担保される法的効力|「当事者型」と「立会人型」の違い

電子契約の法的効力は、主に「電子署名法(電子署名及び認証業務に関する法律)」によって担保されています。
この法律では、本人による一定の要件を満たす電子署名が行われた電子文書は、真正に成立したものと推定すると定められています。

これは、紙の契約書における署名や押印と同等の法的効力を持つことを意味します。

電子署名の方式には、大きく分けて「当事者型」「立会人型」の2種類があります。
それぞれの特徴を理解し、契約の重要度に応じて使い分けることが重要です。

署名タイプ概要メリットデメリット
当事者型契約当事者が自ら認証局から発行された電子証明書を用いて署名する方式本人性が高く、法的証拠力が強い事前に電子証明書の取得が必要で、相手方にも準備を求めるため、導入のハードルが高い。
立会人型電子契約サービスの事業者が立会人として、契約当事者の指示に基づき電子署名を行う方式メール認証などで手軽に利用可能、相手方に事前準備が不要当事者型に比べると本人性の証明力がやや弱い

現在、多くの電子契約サービスでは、利便性の高い立会人型が主流ですが、高額な取引や重要な契約には当事者型の利用が推奨されます。

電子帳簿保存法への対応|電子契約の保存ルールと注意点

締結した電子契約書は、税法上「国税関係書類」にあたるため、電子帳簿保存法に定められた要件に従って保存する義務があります
特に2024年1月1日からは、電子取引で授受したデータ(電子契約書を含む)を電子データのまま保存することが完全に義務化されました。

電子保存する際は、主に以下の要件を満たす必要があります。
なお、他にも細かい要件が定められているため、詳しくは国税庁のサイトをご確認ください。

  • 真実性の確保:タイムスタンプの付与や、訂正・削除の履歴が残るシステムを利用し、データが改ざんされていないことを証明する
  • 可視性の確保
    • 保存場所にPCやディスプレイ、プリンターなどを備え付け、データを明瞭な状態で速やかに出力できるようにする
    • 「取引年月日」「取引金額」「取引先」などの項目でデータを検索できる機能を確保する
    • システムの概要を記載した関連書類を備え付ける

これらの要件を自社で満たすのは非常に困難なため、電子帳簿保存法に対応した電子契約サービス文書管理システムを活用することが最も確実かつ効率的な方法です。

電子契約導入で知っておくべきその他の関連法規

電子契約に関連する法律は、電子署名法や電子帳簿保存法だけではありません。
例えば、様々な書面の電子化を容認する「e-文書法」や、「IT書面一括法」なども関わっています。

これらの法律は、社会のデジタル化を後押しするために整備されており、電子契約が法的に広く認められた手段であることを示しています。
ただし、前述の通り一部例外も存在するため、自社が取り扱う契約書が電子化可能かどうか、導入前に法務部門や専門家と確認することが重要です。

【タイプ別】電子契約サービスおすすめ11選を比較

ここでは、数ある電子契約サービスの中から、特におすすめのサービスを「コスト重視」「機能・連携重視」「特定課題解決」の3つのタイプに分けてご紹介します。

コスト重視の電子契約サービスおすすめ4選

まずは、導入費用を抑えたい、あるいはスモールスタートしたい企業におすすめのサービスを紹介します。
フリープラン低価格帯のプランが充実しています。

契約大臣

出典:契約大臣
サービス名契約大臣
特徴シンプルな操作性と業界最安水準の料金で、中小企業や個人事業主に最適。
月額料金フリープラン:0円(送信件数累計5件・ユーザー数1名)
スタータープラン:4,000円(税抜)(送信件数月20件・ユーザー数1名)
ベーシックプラン:6,000円(税抜)(送信件数月50件・ユーザー数無制限)
プレミアムプラン:9,000円(税抜)(送信件数月100件・ユーザー数無制限)
送信料0円
運営会社株式会社TeraDox

契約大臣は、「使いやすさ」と「圧倒的な低コスト」を両立させた電子契約サービスです。
特に、ITツールの操作に不慣れな方でも直感的に使えるシンプルな画面設計が高く評価されており、導入のハードルが低いのが魅力です。

フリープランでは累計5件まで無料で契約送信が可能で、電子契約を手軽に試してみたい個人事業主やスタートアップに最適です。
有料プランも月額4,000円(税抜)からと業界最安水準でありながら、契約書のテンプレートや電話の相談窓口など、手厚いサポートが揃っています。
また、電子署名法や電子帳簿保存法といった法的要件にも対応しており、安心して利用できます。

複雑な機能は不要で、とにかくシンプルかつ低コストで電子契約を始めたいと考えている中小企業にとって、非常に有力な選択肢となるでしょう。

クラウドサイン

出典:クラウドサイン
サービス名クラウドサイン
特徴導入社数250万社以上・国内シェアNo.1。圧倒的な知名度と信頼性が強み。
月額料金無料プラン:0円(送信件数月2件・ユーザー数1名)
ライトプラン:10,000円(税抜)(送信件数とユーザー数は無制限)
コーポレートプラン:28,000円(税抜)(送信件数とユーザー数は無制限)
送信料有料プランは1件送信につき別途200円(税抜)必要
運営会社弁護士ドットコム株式会社

クラウドサインは、弁護士ドットコム株式会社が運営する、日本国内でトップシェアを誇る電子契約サービスのパイオニアです。

その最大の強みは、官公庁から大企業、中小企業まで、あらゆる業種・規模で豊富な導入実績がもたらす圧倒的な信頼性と知名度です。
取引先が既にクラウドサインを利用しているケースも多く、電子契約への移行をスムーズに進めやすいという大きなメリットがあります。

機能面では、誰でも迷わず使える洗練されたUI/UXに加え、契約書の進捗管理、テンプレート作成、複数人での承認フロー設定など、企業の契約業務を効率化するための機能が充実しています。
日本の法律と商習慣を深く理解したサービス設計で、法的にも安心して利用できる点も高く評価されています。

無料プランから始められるため、まずはスタンダードなサービスから試したいという企業に最適な選択肢です。

ベクターサイン

出典:ベクターサイン
サービス名ベクターサイン
特徴月0円から始められ、有料プランも低価格。コストパフォーマンスに優れる。
月額料金基本プラン:0円
プラン5(月5通まで):1,200円(税抜)
プラン30(月30通まで):6,000円(税抜)
プラン100(月100通まで):12,000円(税抜)
送信料基本プラン:400円(税抜)/件
プラン5・プラン30・プラン100:0円
運営会社株式会社ベクター

ベクターサインは、従量課金プランと、定額プランの2種類を提供しているサービスです。

従量課金の基本プランは、1件あたり400円(税抜)で送信することができ、少し割高ですが電子契約の基本的な使い勝手を試すのに十分です。
定額プランには「プラン5」「プラン30」「プラン100」の3種類あり、自社で利用する件数に合わせて、最適なプランを選ぶことができます。

保管数やユーザー数はどのプランでも無制限で使いやすいうえ、電子帳簿保存法にも対応しており、法的な要件もクリアしています。

毎月の契約件数はそれほど多くないものの、複数の担当者で利用したいといったニーズを持つ、コスト意識の高い中小企業に最適なサービスです。

freeeサイン

出典:freeeサイン
サービス名freeeサイン
特徴freee人事労務やfreee業務委託管理との連携が強み。バックオフィス業務全体の効率化を実現。
月額料金Starter:7,180円(月50通まで)
Standard:35,760円(月100通まで)
送信料電子サイン送信従量:100円 / 通
SMS送信従量:100円 / 通
電子署名送信従量:200円 / 通
運営会社フリー株式会社

freeeサインは、クラウド会計ソフトで有名なフリー株式会社が提供する電子契約サービスです。

最大の特徴は、「freee人事労務」「freee業務委託管理」とのシームレスな連携にあります。
これにより、契約業務だけでなく、経理や労務といったバックオフィス業務全体の効率化と自動化を推進できます。

もちろん、電子契約サービス単体としても、手頃な価格設定でありながら、ワークフロー設定やテンプレート機能など、ビジネスに必要な機能を網羅しています。

既にfreeeシリーズの製品を利用している企業や、契約を起点としたバックオフィス業務全体のDXを目指す企業にとって、最も親和性が高く、導入効果を最大化できるサービスと言えるでしょう。

機能・連携重視の電子契約サービスおすすめ4選

機能の充実度外部システムとの連携を重視する企業におすすめのサービスを紹介します。

電子印鑑GMOサイン

出典:GMOサイン
サービス名GMOサイン
特徴立会人型と当事者型の両方に対応。契約の種類に応じて柔軟な使い分けが可能。
月額料金フリープラン:0円
ライトプラン:9,500円(税抜)
スタンダードプラン:26,000円(税抜)
送信料※フリープランは0円
立会人型電子署名:100円(税抜)/件
当事者型電子署名:300円(税抜)/件
運営会社GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社

GMOサインの最大の特徴は、メール認証で手軽に利用できる「立会人型」と、法的証拠力が高い「当事者型」の両方の署名タイプを、一つのサービス内で使い分けられる点です。
日常的なNDAや業務委託契約は手軽な立会人型で、高額な取引や重要契約は厳格な当事者型で、といったように契約の重要度に応じた署名方法を選択できます。

また、プロジェクトや所属部署ごとのユーザーグループを作って閲覧制限をかけられるため、コンプライアンスを重視する企業から高い支持を得ています。

無料プランから始められ、セキュリティと利便性の両方を高いレベルで求める企業に最適なサービスです。

Acrobat Sign

出典:Acrobat Sign
サービス名Acrobat Sign
特徴PDF開発元であるAdobe社が提供。Microsoft製品との高い親和性が魅力。
月額料金Standard:1,848円/ライセンス
Pro:2,380円/ライセンス
送信料要問い合わせ
運営会社アドビ株式会社

Acrobat Signは、PDFフォーマットを開発したAdobe社が提供する電子サインソリューションです。
PDFとの親和性が高いのはもちろんのこと、最大の強みはMicrosoft、Salesforce、Workdayなどの主要なビジネスアプリとの連携にあります。

WordやExcel、PowerPoint、Teams、SharePointといった日常業務で利用するアプリケーション内から、直接Acrobat Signの署名プロセスを開始できるため、業務フローを中断することなく契約業務を行えます
これにより、文書作成から署名依頼、進捗管理までの一連の流れが効率化できます。

Adobeの長年にわたるデジタル文書技術に裏打ちされた高い信頼性セキュリティも魅力の一つです。
日常的にMicrosoft 365を活用している企業や、既存の業務アプリケーションとの連携を重視する企業にとって、非常に導入効果の高いサービスと言えます。

ContractS CLM

出典:ContractS CLM
サービス名ContractS CLM
特徴契約業務全体を一元管理するCLMツール。法務部門の業務を効率化。
月額料金要問い合わせ
送信料0円
運営会社ContractS株式会社

ContractS CLMは、単なる電子契約サービスではなく、契約書の作成・審査から、締結、管理、そして更新・廃棄に至るまで、契約ライフサイクル全体を一元管理するためのプラットフォームです。

法務部門が抱える様々な課題を解決することに特化しており、過去の契約書や自社の雛形をAIが解析し、ナレッジとして活用できる独自のデータベースを構築できます。
これにより、契約書レビューの属人化を防ぎ、審査品質の標準化と効率化を実現します。

電子契約機能も標準で備わっており、締結した契約書はそのままシステム上で一元管理されます。
契約業務全体のプロセスを見直し、法務部門の生産性を抜本的に向上させたいと考えている企業に最適なサービスです。

マネーフォワード クラウド契約

出典:マネーフォワード クラウド契約
サービス名マネーフォワード クラウド契約
特徴マネーフォワードの各種サービスや外部サービスと連携し、契約業務をさらに効率化。
月額料金ひとり法人プラン:3,980円〜
スモールビジネスプラン:5,980円〜
ビジネスプラン:7,980円〜
送信料要問い合わせ
運営会社株式会社マネーフォワード

マネーフォワード クラウド契約は、クラウド会計ソフトのリーディングカンパニーであるマネーフォワードが提供する電子契約サービスです。

このサービスの最大の魅力は、マネーフォワードの各種サービスや、Slack、Salesforceといった外部ツールとの連携にあります。
契約という業務を起点として、請求、会計、経費精算といった一連のバックオフィス業務をシームレスに繋ぎ、データの一元化と業務の自動化を実現します。

バックオフィス全体のDXを推進し、生産性を最大化したいと考えている企業、特に既にマネーフォワードの他サービスを利用している企業にとっては、導入メリットが非常に大きいサービスです。

特定の課題を解決する電子契約サービスおすすめ3選

特定の業界や業務に特化した機能を持つ電子契約サービスを紹介します。
専門的な課題をピンポイントで解決します。

WAN-Sign

出典:WAN-Sign
サービス名WAN-Sign
特徴情報管理のプロが提供。実印相当の「当事者型」電子署名にも対応。
月額料金無料プラン:0円
通常プラン:10,000円〜
大容量プラン:30,000円〜
送信料立会人型:100円/件
当事者型:300円/件
※無料プランは0円
運営会社株式会社NXワンビシアーカイブズ

WAN-Signは、企業の重要書類を長年にわたり預かってきた文書情報管理のリーディングカンパニー、NXワンビシアーカイブズが提供する電子契約サービスです。
その歴史から、暗号化IPアドレス制限閲覧範囲の制限といったセキュリティ機能を追加料金なしで使用できます

署名タイプは「立会人型」「当事者型」の両方に対応しており、重要契約やコンプライアンスを重視する企業で豊富な導入実績を誇ります。
また、紙の契約書と電子契約書を一元的に管理・運用するためのノウハウも豊富で、導入後のハイブリッド運用をスムーズに軌道に乗せるための手厚いサポートが期待できます。

厳格なガバナンスが求められる業種や、紙の契約からの移行を確実かつ安全に進めたい企業にとって、信頼できるパートナーとなるでしょう。

いえらぶサイン

出典:いえらぶサイン
サービス名いえらぶサイン
特徴不動産業界に特化。賃貸借契約や重要事項説明書の電子化に完全対応。
月額料金要問い合わせ
送信料要問い合わせ
運営会社株式会社いえらぶGROUP

いえらぶサインは、不動産会社の業務支援システム「いえらぶCLOUD」を提供する、いえらぶGROUPが開発した不動産業界特化型の電子契約サービスです。

2022年の宅地建物取引業法改正により可能となった、重要事項説明書や賃貸借契約書の電子化に完全対応しています。
不動産業界の複雑な契約フロー専門用語独自の商習慣を深く理解した上で設計されており、入居申込から審査、契約、更新までの一連の流れをスムーズにオンライン化できます。

また、「いえらぶCLOUD」と連携することで、物件情報や顧客情報を自動で契約書に反映させることができ、手入力の手間とミスを大幅に削減します。

不動産賃貸・売買・管理業務のDXを推進したい不動産会社にとって、痒い所に手が届く、まさに専門的な課題を解決するための最適なツールと言えるでしょう。

リーテックスデジタル契約(Le-Techs)

出典:リーテックスデジタル契約
サービス名リーテックスデジタル契約
特徴FinTech技術を活用し、電子契約と電子記録債権の発生を同時に行うシステム。
月額料金ENTRY:0円
TOTAL 600:18,000円〜
TOTAL 1200:27,000円〜
TOTAL 3000:50,000円〜
送信料0円
運営会社リーテックス株式会社

リーテックスデジタル契約は、電子契約と決済を一体化させたユニークなサービスです。

電子契約と電子記録債権の発生を同時に行うシステムを新たに開発し、稟議の回付から契約締結、文書の保存までシームレスに実行できます。
これにより、契約業務の効率化だけでなく、キャッシュフローの可視化と改善にも繋げられます。

特に、注文書や請書、納品書、請求書といった一連の商取引書類を扱うことが多い企業や、サプライチェーン全体の効率化を目指す企業にとって、契約と決済の分断という長年の課題を解決するソリューションとなります。

電子契約サービスの選定基準と導入ステップ

自社に最適なサービスを見つけ、導入を成功させるためには、計画的なアプローチが不可欠です。
ここでは、選定のポイント導入ステップを解説します。

電子契約導入前の現状把握と業務フローの見える化

電子契約の導入を検討する最初のステップは、「なぜ導入するのか」という目的を明確にすることです。
コスト削減、業務効率化、コンプライアンス強化など、具体的な目標を設定しましょう

次に、現在の契約業務フローを詳細に洗い出します。
どのような種類の契約を、月に何件、どの部署が、どのような承認プロセスを経て締結しているのかを可視化します。
この現状分析を通じて、「どこに時間がかかっているか」「どこにリスクがあるか」といった課題が明確になり、電子契約サービスに求めるべき機能(要件)が見えてきます。

自社に最適な電子契約サービスを選定するポイント

サービスの選定にあたっては、以下のポイントを総合的に比較検討することが重要です。

  • 料金体系:自社の契約件数や利用ユーザー数を基に、月額固定制と従量課金制のどちらがコスト効率が良いかシミュレーションしましょう。
  • 法的要件への対応:契約の重要度に応じて、必要な署名タイプ(当事者型/立会人型)に対応しているかを確認します。
    電子帳簿保存法への対応も必須です。
  • 機能と操作性:テンプレート機能、ワークフロー設定、API連携など、自社の業務に必要な機能が備わっているか、ITに不慣れな社員や取引先でも直感的に使えるかを確認します。
  • セキュリティ:ISO27001などの第三者認証の取得状況や、データの暗号化、アクセス制限などのセキュリティ対策が万全かを確認しましょう。
  • サポート体制:導入時の支援や、運用開始後の問い合わせ対応など、サポート体制が充実しているかは、スムーズな定着の鍵となります。

電子契約導入プロジェクト成功のための具体的なステップ

導入プロジェクトは、以下のステップで進めるのが一般的です。

  1. 目的と課題の明確化:なぜ導入するのかを定義します。
  2. 要件定義:必要な機能や法的要件を具体化します。
  3. サービス選定・比較:複数のサービスをリストアップし、無料トライアルなどで試用します。
  4. 社内規定の整備:文書管理規程などを電子契約に合わせて見直します。
  5. スモールスタート:特定の部署や契約種類から試験的に導入し、効果を検証します。
  6. 社内・取引先への説明:従業員向け研修や、取引先への案内を丁寧に行います。
  7. 本格導入・全社展開:試験導入でのフィードバックを基に、運用を改善し、対象範囲を拡大します。
  8. 効果測定と改善:定期的にコスト削減効果や業務効率化の度合いを測定し、さらなる改善を目指します。

取引先との円滑な移行を実現するコミュニケーション戦略

電子契約の導入は、自社だけで完結するものではありません
取引先の協力が不可欠であり、丁寧なコミュニケーションが成功を左右します。

まず、電子契約を導入する目的と、それによって取引先が得られるメリット(例:印紙代不要、手続きの迅速化)を明確に伝えます。
セキュリティや法的有効性に関する懸念に対しては、導入するサービスの信頼性や法的根拠を具体的に示して不安を解消しましょう。

また、「受信者側は無料で利用できる」「アカウント登録不要で簡単に署名できる」といった、相手方の負担が少ない点を強調することも有効です。
一方的に移行を強いるのではなく、相手の立場に立った「デジタル外交」を心がけることが重要です。

電子契約サービス導入後の失敗例とトラブル回避策

電子契約は正しく導入・運用すれば大きな効果を発揮しますが、準備不足や見込みの甘さから失敗に終わるケースも少なくありません。
ここでは、よくある失敗例とその回避策を学びましょう。

電子契約導入でよくある失敗談とその原因

多くの企業が陥りがちな失敗として、「かえって業務が非効率になった」というケースがあります。
これは、既存の紙ベースの承認フローをそのまま電子化しようとしたり、社内ルールが曖昧なまま導入したりすることが原因です。
結果として、紙と電子の契約書が混在し、管理が煩雑になってしまいます。

また、「想定外のコストが発生した」という失敗もよくあります。
これは、将来の契約件数の増加を予測せず、従量課金の料金が膨らんでしまうケースや、API連携などのオプション料金を見落としていたことが原因です。

取引先から同意が得られず、電子契約の利用がなかなか進まないというのも、コミュニケーション戦略の失敗が招く典型的な例です。

電子契約の運用定着化とトラブル回避の具体的なコツ

これらの失敗を避けるためには、導入前の計画が極めて重要です。
電子契約の導入を単なるツール変更ではなく、「業務改革プロジェクト」と位置づけ、理想の業務フローをゼロベースで設計しましょう。
経営層がリーダーシップを発揮し、全社的な取り組みとして進めることが成功の鍵です。

運用を定着させるには、分かりやすいマニュアルの整備定期的な社内研修が欠かせません。
また、特定の担当者だけが詳しい「属人化」を防ぎ、誰でも対応できる体制を構築することが重要です。
トラブル発生時に備え、サービス提供者のサポート窓口だけでなく、社内での相談窓口も明確にしておくと良いでしょう。

紙の契約書と電子契約書の一元管理を成功させる方法

導入過渡期において、紙と電子の契約書が混在することは避けられません。
この期間の混乱を最小限に抑えるには、一元管理できる仕組みを構築することが不可欠です。

具体的には、過去の紙の契約書をスキャンしてPDF化し、電子契約サービスや文書管理システムにインポートします。
これにより、すべての契約書を同一のプラットフォーム上で検索・管理できるようになります。

多くの電子契約サービスには、スキャンした文書をアップロードし、契約情報(契約日、相手先、金額など)を紐づけて管理する機能が備わっています。
この作業には手間がかかりますが、将来の管理コストやリスクを考えれば、投資する価値は十分にあります

電子契約に関するよくある質問

最後に、電子契約に関して多くの人が抱く疑問にお答えします。

PDFに印鑑を押してメール送信するのは有効?

法的に有効とは言えません
PDFに印鑑の画像を貼り付けただけのものは、誰でも簡単に偽造・改ざんができてしまいます。

電子署名法が定める「電子署名」の要件を満たしておらず、本人性や非改ざん性が担保されないため、契約の証拠能力としては非常に弱いと言わざるを得ません。
安全な契約締結のためには、必ず電子署名とタイムスタンプが付与される電子契約サービスを利用してください。

無料で使える電子契約書のシステムはある?

多くの電子契約サービスが無料プランを提供しています。
これらのプランは、月に送信できる件数や利用できる機能に制限はありますが、電子契約がどのようなものか試してみたい個人事業主や小規模な事業者にとっては非常に有用です。

ただし、ビジネスで本格的に利用する場合は、セキュリティ機能や管理機能が充実した有料プランへの移行を検討することをおすすめします。

電子契約は義務化される?

現時点では、電子契約の利用自体が法律で義務化されているわけではありません
契約の形式は、原則として当事者の自由です。

ただし、電子帳簿保存法によって「電子データで受け取った国税関係書類(電子契約書を含む)は、電子データのまま保存すること」が義務化されています。
したがって、取引先から電子契約での締結を求められた場合、その契約書は電子保存する必要があり、間接的に対応が必須となりつつあります。

電子契約で気をつけることは?

気をつけるべきことは多岐にわたりますが、特に重要なのは以下の点です。
これらのポイントを押さえることが、電子契約導入の成功に繋がります。

  1. 法的有効性の確保:電子署名法や電子帳簿保存法に対応した、信頼できるサービスを選ぶこと。
  2. セキュリティ対策:データの暗号化やアクセス管理など、情報漏洩リスクへの対策が万全か確認すること。
  3. 社内外との調整:導入前に業務フローを再設計し、従業員や取引先への丁寧な説明と合意形成を行うこと。

まとめ|電子契約導入で業務の効率アップ

電子契約サービスの導入は、単なるペーパーレス化に留まらず、コスト削減業務効率の向上、そしてコンプライアンス強化を実現する経営戦略です。
法的効力は法律によって担保されており、電子帳簿保存法への対応も、信頼できるサービスを選べば問題なくクリアできます。

成功の鍵は、自社の目的と課題を明確にし、それに最適なサービスを慎重に選定することです。
そして、導入を単なるツール変更と捉えず、社内外の関係者を巻き込んだ業務改革プロジェクトとして推進しましょう。

本記事を参考に、貴社のビジネスを次のステージへと引き上げる、最適な電子契約サービス導入を実現してください。