生産性UP!オフィス個室ブースおすすめ10選|選び方と導入の流れも紹介

現代のオフィスでは、オープンなコミュニケーションが推奨される一方で、Web会議や集中作業のための静かな環境確保が大きな課題となっています。
この課題を解決するソリューションとして注目されているのが「個室ブース」です。

本記事では、個室ブースの導入がもたらす効果や失敗しない選び方タイプ別のおすすめ製品導入前の注意点まで解説します。
最適な個室ブースを導入し、従業員の生産性満足度を飛躍的に向上させましょう。

目次

オフィスの個室ブースが今、求められる理由とは?

なぜ今、多くの企業が個室ブースに注目しているのでしょうか。
その背景には、現代の働き方の変化と、それに伴うオフィス環境の課題があります。

オフィス環境の課題と従業員の生産性低下

オープンフロアのオフィスは、偶発的なコミュニケーションを促し、チームの一体感を醸成するメリットがあります。
しかしその反面、周囲の会話や電話の音、人の往来といった視覚的・聴覚的なノイズが集中力を削ぎ、生産性を低下させる一因となっています。

特に、リモートワークの普及によりWeb会議が日常化した現在、プライバシーと静粛性が確保できない環境は、業務の質に直結する深刻な問題です。
従業員は、機密性の高い情報を話すことに躊躇したり、周囲に気を遣って発言を控えたりすることで、大きなストレスを感じています。

個室ブース導入がもたらす効果

オフィスの個室ブースは、こうした課題に対する有効な解決策となります。
まず、周囲の喧騒から隔離された空間を作ることにより、従業員は深く思考し、創造的な作業に没頭しやすくなります

また、Web会議においては、情報漏洩のリスクを低減し、クリアな音声で円滑なコミュニケーションを実現します。
さらに、従業員が自らの業務内容に応じて働く場所を選択できる「ABW(Activity Based Working)」の考え方を推進し、個々のパフォーマンスを最大化する効果も期待できます。

個室ブースは単なる物理的な仕切りではなく、従業員の精神的な安寧と知的生産性を守るための、現代オフィスに不可欠なインフラとも言えます。

オフィスの個室ブースの失敗しない選び方ガイド

個室ブースの導入を成功させるためには、自社の目的環境に合った製品を慎重に選ぶ必要があります。
ここでは、選定時に考慮すべきポイントを解説します。

【目的別】個室ブースの種類と特徴を比較

個室ブースは、その構造によって大きく3つのタイプに分類されます。
それぞれの特徴を理解し、用途に最適なものを選びましょう。

タイプ構造特徴主な用途
フルクローズ型天井・壁・床が完全に密閉高い防音性能。居室扱いのため消防法や建築基準法への対応が必要な可能性あり。機密性の高いWeb会議、役員面談、集中を要する専門作業
セミクローズ型天井や壁など一部が開放適度な防音性と開放感。消防法の制約が少なく導入しやすい。一般的なWeb会議、集中作業、1on1ミーティング
オープン型パーテーションで囲む視覚的なプライバシーを確保。防音性は限定的だが安価。短時間の集中作業、資料の読み込み、リフレッシュスペース

フルクローズ型は防音性が高いですが、コストや法規制のハードルが高くなります。
一方でセミクローズ型は、防音性、コスト、設置の容易さのバランスが取れており、多くのオフィスで採用されています。
オープン型は、手軽に集中できるコーナーを作りたい場合に最適です。

用途と人数で選ぶサイズと形状

個室ブースを選ぶ際は、誰が、何人で、どのような目的で使うのかを明確にすることが重要です。

Web会議や個人での集中作業が主であれば1人用ブースが適しています。
1on1ミーティングや少人数でのブレインストーミングなど、複数人での利用を想定する場合は、2人用や4人用ブースが必要となります。

設置スペースとの兼ね合いもありますが、利用シーンを具体的にイメージすることで、過不足のない最適なサイズを選べます。
特にフルクローズ型は圧迫感を感じやすいため、少し余裕のあるサイズを選ぶと快適性が向上します。

防音性能と遮音性能

防音性能は、個室ブースを選ぶ上で重要な要素の一つです。
性能はデシベル(dB)で示され、数値が低いほど静かであることを意味します。

一般的なオフィスの騒音レベルは55〜60dB、静かな事務所は40〜50dB程度と言われています。
Web会議や集中作業には、少なくとも10dB程度の減音効果がある製品が望ましいでしょう。

機密性の高い会話が想定される場合は、30dB以上の高い遮音性能を持つフルクローズ型がおすすめです。

カタログスペックだけでなく、実際のオフィス環境でデモ機を試すなどして、必要な性能を見極めることが失敗しないための鍵です。

消防法・建築基準法への対応

個室ブースの導入で最も注意すべきなのは、消防法建築基準法です。
天井と壁で完全に囲まれたフルクローズ型は「居室」と見なされる可能性があり、その場合は消防設備やスピーカーの設置が義務付けられています。

違反すると罰則の対象となるため、導入前には必ず所轄の消防署やビル管理会社への確認が必須です。

一方で、天井が開放されているセミクローズ型やオープン型は「家具」扱いとなり、これらの規制対象外となるケースがほとんどです。

なお、フルクローズ型でも特定の条件(床面積6㎡以下、不燃材の使用など)を満たすことで消防設備の設置が免除される可能性があるため、消防署などに確認しながら進めましょう。

コストと機能性のバランス

個室ブースの価格は、タイプや性能によって大きく異なります。
初期費用だけでなく、長期的な視点でコストパフォーマンスを考えることが大切です。

タイプ1人用ブースの費用相場
フルクローズ型60万円~100万円以上
セミクローズ型20万円~60万円程度
オープン型10万円~20万円程度

高価なモデルは防音性能や内装の質が高い傾向にありますが、必ずしも自社に必要とは限りません。
利用目的を明確にし、必要な機能(換気扇、エアコン、照明、コンセント、USBポートなど)が備わっているかを確認した上で、予算内で最適な製品を選びましょう。

初期費用を抑えたい場合は、月額制のレンタルサブスクリプションサービスを利用するのも賢い選択です。

オフィスデザインに溶け込む外観と内装

個室ブースはオフィス内で大きな面積を占めるため、空間全体のデザインとの調和も重要な選定基準です。
壁の色や床材と合わせることで、圧迫感を軽減し、統一感のあるオフィス空間を演出できます。

ガラス張りのモデルは開放感があり、中に誰がいるか分かりやすいメリットがあります。
木目調のデザインは温かみのある雰囲気を、スチール製のものはモダンでシャープな印象を与えます。

内装の色や素材も集中力や気分に影響を与えるため、企業のブランドイメージ目指すオフィス空間のコンセプトに合わせて選ぶことが、従業員の満足度向上に繋がります。

【法人向け】おすすめ個室ブース10選!タイプ別製品比較

ここでは、数ある製品の中から特におすすめの個室ブースをタイプ別に厳選してご紹介します。

【1人用集中/Web会議向け】高機能ワークブース4選

個人での集中作業やWeb会議に最適な、高機能な1人用ブースです。

TELECUBE

出典:TELECUBE
サービス名TELECUBE(テレキューブ)1人用
特徴・フルクローズ型
・高い遮音性(ブース内残響時間は0.14秒)
・30~40秒で室内空気が循環
・不燃剤や難燃性の素材を使用
料金目安月額44,800円(税抜)からレンタル可能
サポート体制消防局への各種届出代行、設置作業の手配、不具合は無償でフォロー※故意過失を除く
メーカー株式会社ブイキューブ

Web会議システムのパイオニアであるブイキューブ社が提供する「TELECUBE」は、オフィス個室ブースの代名詞ともいえる存在です。

フルクローズ型ならではの高い遮音性能を誇り、Web会議や役員との面談でも情報漏洩の心配がありません。
密閉空間ながら、30~40秒で室内空気が循環するため、常に新鮮な空気が保たれ、快適な作業環境を維持します。

また、難燃性の素材を使用しているほか、スプリンクラーも搭載しているため、法規制に関する導入ハードルが低いのも大きな魅力です。

駅や商業施設にも多数設置されている実績が、その品質と信頼性を物語っています。
初期費用を抑えたい企業向けにサブスクリプションプランも用意されており、企業の規模やフェーズに合わせて柔軟な導入が可能です。

WORKPOD

出典:WORKPOD
サービス名WORKPOD(ワークポッド)
特徴・フルクローズ型
・人感センサーによる自動換気
・ディスプレイ設置やLANの追加も可能
・合わせガラスによる高い遮音性
料金目安要問い合わせ
サポート体制メーカー保証あり
メーカーコクヨ株式会社

オフィス家具の最大手コクヨが、長年培ってきた知見と技術力を結集して開発したのが「WORKPOD」です。

このブースの最大の特徴は、従業員の快適性を徹底的に追求した換気システムにあります。
人感センサーが利用者を検知し、約40秒に一度の頻度で自動的に空気を入れ替えるため、長時間の利用でも息苦しさや温度の上昇を感じさせません。

また、強化合わせガラスを使用することで、外部の騒音をシャットアウトしながらも、開放感のあるデザインです。
コクヨならではの洗練されたデザインは、どんなオフィスにも自然に溶け込み、空間全体の質感を高めてくれます。

大手メーカーならではの信頼性と手厚いサポート体制も、安心して導入できるポイントです。

Priws

出典:Priws
サービス名Priws(プリウス)
特徴・フルクローズ型
・業界最高水準の約40dBカットできる遮音性能
・デスク、コンセント、LED照明、ワイヤレス充電器、煙検知器を標準装備
・組み立て式で導入が簡単
料金目安月額44,000円(税抜)からレンタル可能
サポート体制助成金申請をサポート、メーカー保証あり
メーカー株式会社ロータス

最高レベルの機密性が求められる環境に最適なのが、「Priws」です。

この製品は、業界最高水準となる約-40dBという圧倒的な遮音性能を誇ります。
これは、ブース内で大声で話しても、外ではほとんど聞き取れないレベルの静けさを実現します。

まさに「音の要塞」と呼ぶにふさわしい性能で、重要な商談や個人情報を取り扱うデリケートな会話も、情報漏洩のリスクを気にすることなく行えます

組み立て式で、比較的簡単に導入できるところも魅力です。

長年の家具製造で培われた高い技術力に裏打ちされた堅牢な作りと、オフィス空間に高級感を与えるデザイン性も兼ね備えた、プロフェッショナル向けのハイエンドモデルです。

Qu_bo

出典:Qu_bo
サービス名Qu_bo
特徴・フルクローズ型
・約-10dBの防音効果
・遠赤外線効果あり
・難燃性素材(バサルト)を使用
料金目安45万円(税抜)から購入可能
サポート体制要確認
メーカージパングプロジェクト株式会社

コストパフォーマンスと従業員のウェルビーイングを両立させたい企業に注目されているのが、ジパングプロジェクトの「Qu_bo」です。

このブースは、玄武岩から作られる新素材「バサルト」を採用しているのが最大の特徴。
これにより、約-10dBの十分な防音効果に加え、身体を芯から温める遠赤外線効果も期待できます。
長時間の作業でも心身への負担が少なく、リラックスしながら集中力を高められるユニークな製品です。

組み立て式のため、導入の手間やコストを大幅に削減できるのも嬉しいポイント。
45万円(税抜)から購入できるという競争力の高い価格設定でありながら、健康への配慮という付加価値を提供しており、従業員満足度の向上に直接的に貢献する投資と言えるでしょう。

【2~4人用会議/ミーティング向け】多目的ブース2選

チームでの打ち合わせや1on1に活用できる、複数人用のブースです。

TELECUBE

出典:TELECUBE
サービス名TELECUBE(テレキューブ) 2~4人用
特徴・フルクローズ型
・1人用同様の高い遮音性と換気機能
・複数人でのWeb会議や機密性の高いミーティングに最適
料金目安要問い合わせ
サポート体制消防局への各種届出代行、設置作業の手配、不具合は無償でフォロー※故意過失を除く
メーカー株式会社ブイキューブ

1人用ブースで圧倒的な実績を持つ「TELECUBE」の複数人用モデルは、会議室不足という深刻な課題を解決します。

1人用ブースで培われた高い遮音性と優れた換気性能をそのままスケールアップしており、2人から4人でのチームミーティングや、クライアントを交えたWeb会議に最適なプライベート空間を提供します。
周囲への音漏れを気にすることなく活発なディスカッションができ、情報漏洩のリスクも最小限に抑えられます

わざわざ会議室を予約するまでもない、短時間の打ち合わせ1on1ミーティングにも活用でき、オフィス内のコミュニケーションを活性化させます。

信頼と実績のあるTELECUBEブランドの複数人用モデルは、チームのコラボレーションを加速させる強力な設備と言えるでしょう。

KOLO

出典:KOLO
サービス名KOLO(コロ)
特徴・フルクローズ型
・消火装置付き
・音圧を25db程度まで下げられる
・オプションでスマートロックなども追加可能
料金目安要問い合わせ※リースあり
サポート体制消防署への申請代行、現地調査、ビル管理会社との調整
メーカーKOPLUS(日本販売代理店:株式会社オフィックス)

オフィスデザインにこだわり、空間全体の価値を高めたい企業には、オランダ発の「KOLO」がおすすめです。
洗練された北欧デザインは、単なるオフィス家具の域を超え、空間の主役となり得るほどの美しさを放ちます。

デザイン性だけでなく機能性も極めて高く、音圧を25db程度まで下げられ、静粛な環境で質の高いミーティングを実現します。

天然素材を活かした温かみのある内装は、創造的なアイデアを生み出すのに最適な環境を提供してくれるでしょう。
グローバル基準のデザインと品質を兼ね備えた「KOLO」は、企業の先進性クリエイティビティを象徴する、まさに未来への投資と言えます。

【省スペース/低コスト向け】簡易設置型ワークブース2選

手軽に導入でき、コストを抑えたい企業におすすめのブースです。

おもいっきり集中空間

出典:おもいっきり集中空間
サービス名おもいっきり集中空間
特徴・セミクローズ型
・軽量な紙製強化ボードで移動が容易、環境にも優しい
・約-10dBの防音効果
・カスタマイズ性が高い
料金目安298,000円(税抜)から購入可能
サポート体制要問い合わせ
メーカー株式会社アドライズ

変化の速い現代のビジネス環境に合わせた柔軟性を持つのが、アドライズ社の「おもいっきり集中空間」です。

このブースの最大の強みは、紙製の強化ボードを使用することで、平米当たり約2kgという驚異的な軽さを実現している点にあります。
専門業者に依頼することなく、従業員自身で簡単に組み立てや移動ができるため、オフィスのレイアウト変更にも柔軟に対応可能です。

軽量ながら約-10dBの防音効果を備えており、Web会議や集中作業には十分な環境を提供します。
また、企業のロゴをプリントしたり、好みの色に塗装したりと、カスタマイズ性が非常に高いのも魅力の一つ。

スタートアップやベンチャー企業など、まずは手軽に集中スペースを試してみたい、というニーズに完璧に応えてくれる、コストパフォーマンスと機動性に優れた製品です。

TINY-CUBE

出典:TINY-CUBE
サービス名TINY-CUBE(タイニーキューブ)
特徴・セミクローズ型
・省スペース設計
・机上コンセント、タブレットスタンドなどWeb会議向け機能が充実
・低床キャスター付きで移動が簡単
料金目安スタンダードメラミン仕様は138,000円(税抜)
サポート体制メーカー保証あり
メーカーコクヨ株式会社

「オフィスのスペースには限りがあるが、集中できる場所は増やしたい」という多くの企業の悩みに応えるのが、コクヨの「TINY-CUBE」です。

その名の通り、柱の周り廊下の隅といった、これまで活用されていなかったデッドスペースにも設置できるコンパクトな設計が最大の特徴です。
セミクローズ型で圧迫感が少なく、手軽に集中ブースを増設できます。

省スペースながら機能性は一切妥協しておらず、PC作業に十分なデスクスペースはもちろん、電源コンセントタブレットを立てかけられるスタンドまで標準装備。
Web会議や集中して作業を行うために最適化された設計となっています。

オフィス空間の坪効率を最大限に高めながら、従業員の多様な働き方をサポートする、考え抜かれた製品です。

【デザイン性/先進機能重視】オフィス空間を彩るブース2選

機能性だけでなく、デザインや先進性でオフィスに新たな価値をもたらすブースです。

EDOブース

出典:EDOブース
サービス名EDOブース
特徴・セミクローズ型
・高品質な木製で温かみのあるデザイン
・予約システムでスマホ予約と解錠が可能
・引き戸タイプで省スペース
料金目安1人用は248,000円(税抜)から購入可能
サポート体制導入レイアウトを無料で作成、オフィス家具の引き取り可能
メーカー株式会社バルテック

デザイン性とコストパフォーマンスの両立という、難しい課題を見事にクリアしたのが「EDOブース」です。

このブースは、高品質な木材をふんだんに使用しており、オフィスに温かみと安らぎ、そして高級感をもたらします。
無機質になりがちなオフィス空間において、木製ブースは従業員の心理的なストレスを和らげ、よりリラックスした状態で集中できる環境を創出する効果が期待できます。

驚くべきはその価格設定で、高品質な木製ブースでありながら20万円台からという、業界でもトップクラスのコストパフォーマンスを実現しています。

スチールや樹脂製のブースにはないナチュラルな質感と、優れた価格競争力を兼ね備えた「EDOブース」は、デザインにも予算にも妥協したくない企業にとって、まさに理想的な選択肢と言えるでしょう。

パーティションブース

出典:サンワサプライ株式会社
サービス名パーティションブース
特徴・オープン型
・既存デスクを囲む吸音パネル
・視覚的プライバシーの確保と音の反響を抑制
・連結・拡張が容易
料金目安148,000円(税抜)から購入可能
サポート体制要問い合わせ
メーカーサンワサプライ株式会社

「大掛かりな工事や高額な投資は避けたいが、手軽に集中環境を改善したい」というニーズに応える最もシンプルな解決策が、サンワサプライの「パーティションブース」です。

これはブースというより、既存のデスクをコの字型に囲むことで、簡易的なパーソナルスペースを作り出すオープン型のパネルです。

周囲の視線を遮るだけで、人は心理的な安心感を得て集中力が高まります。
さらに、パネルには吸音効果のあるフェルト素材が使われており、オフィス内の騒音の反響を和らげる効果も期待できます。

必要に応じてパネルを連結して複数のデスクを囲えるなど、レイアウトの自由度が非常に高いのも特徴です。

フリーアドレスオフィスの一部を集中作業ゾーンとして区切りたい場合などにも最適で、低コストかつ柔軟に働きやすい環境を構築できます。

個室ブース導入前の不安を解消!Q&Aと注意点

個室ブースの導入には、費用や設置、運用面での不安がつきものです。
ここでは、よくある疑問や注意点について解説します。

個室ブースの費用相場と導入コストを抑える方法

前述の通り、個室ブースの価格はタイプによって数十万円から数百万円と幅広く、本体価格以外に運搬・設置費用も発生します。

コストを抑えるには、まず利用目的を明確にし、過剰なスペックの製品を選ばないことが重要です。

また、初期投資を抑えたい場合は、レンタルサブスクリプションサービスの活用がおすすめです。
レンタルだと月額数万円から利用でき、働き方の変化に応じて台数を柔軟に変更できるメリットもあります。

なお、中古品を探すのも一つの手ですが、品質保証の面で注意が必要です。

設置場所選びと搬入・設置工事の流れ

設置場所は、ブースの効果を最大限に引き出すために重要です。
コピー機や給湯室など、騒音源から離れた静かな場所を選びましょう。

また、オフィス全体の動線を妨げない壁際デッドスペースの活用がおすすめです。

導入前には、エレベーターのサイズ廊下の幅など、搬入経路を必ず確認してください。
製品によっては床の耐荷重の確認も必要です。

設置は専門業者に依頼するのが一般的で、組み立てから電気工事まで含めて数時間から1日程度で完了します。

長期利用を見据えた運用とメンテナンス

個室ブースを快適に長く使うためには、適切な運用とメンテナンスが不可欠です。
利用が集中して待ち時間が発生するのを防ぐため、共有カレンダーや専用ツールを使った予約システムの導入を検討しましょう。

また、ガラス面の清掃や換気フィルターの交換など、定期的なメンテナンスも必要です。
購入時には、製品保証の期間や内容、故障時のサポート体制など、メーカーのアフターサービスについても確認しておくと安心です。

個室ブース導入のデメリットと対策

個室ブースには多くのメリットがある一方で、デメリットもあります。

一つは、オフィス全体の圧迫感です。
これを軽減するには、ガラス面が多いモデルを選んだり、設置場所を工夫したりする必要があります。

また、物理的に隔離されることで、偶発的なコミュニケーションが減り、従業員の孤立感を招く可能性も指摘されています。
ブース利用のルールを設け、チームでの雑談や交流の時間を意図的に作って解決を図りましょう。

未来のオフィスを創る!個室ブースのデザインと最新技術の融合

個室ブースは、単なる作業スペースから未来の働き方を支えるインフラへと進化しています。

オフィスデザインと個室ブースの調和

個室ブースは、オフィス全体のデザイン要素としての役割も担っています。
企業のブランドカラーを取り入れたり、木や緑などの自然素材を活かしたりすることで、ブースを空間のアクセントとして活用できます。

また、ガラスを効果的に使い、透明性を確保することで、集中とコミュニケーションがシームレスに繋がる、メリハリのあるオフィス空間を創造することが可能です。
ブースは「孤立」のための箱ではなく、オフィスに「活気」と「静寂」の双方をもたらす装置になり得ます。

サステナブルな個室ブース選びと環境への配慮

企業の社会的責任が問われる現代において、オフィス家具選びにもサステナビリティの視点が求められます。
リサイクル可能な素材や、製造過程での環境負荷が少ない素材(紙製強化ボード、間伐材など)を使用した個室ブースを選ぶことは、環境への配慮を示す重要なメッセージとなります。

長く使える耐久性の高い製品を選ぶことも、廃棄物を減らす上で効果的です。
企業の価値観に合ったサステナブルな製品を選ぶことで、従業員のエンゲージメント向上にも繋がります。

IoT・スマート機能で実現する快適性と効率性

IoT技術との融合により、個室ブースはさらにインテリジェントな空間へと進化しています。

例えば、スマートフォンアプリで予約から解錠まで行えるスマートロック機能や、利用状況をデータで可視化し、最適な台数や配置を分析するシステムが登場しています。

また、人感センサーが利用者を検知して自動で照明や換気を制御する機能は、快適性を高めると同時に省エネルギーにも貢献します。

こうしたスマート機能を活用することで、ブースの運用効率利用者の満足度を飛躍的に向上させることができます。

まとめ|最適な個室ブースで従業員の生産性と満足度アップ

本記事では、オフィスの個室ブースの選び方からおすすめ製品、導入の注意点を解説しました。

オープンオフィスが抱える騒音やプライバシーの問題は、従業員の生産性を著しく低下させます
個室ブースは、この課題に対する極めて有効な解決策です。

導入成功の鍵は、自社の利用目的を明確にし、防音性、サイズ、法令遵守、コストのバランスを総合的に判断することにあります。
フルクローズ、セミクローズ、オープンといったタイプごとの特徴を理解し、最適な製品を選びましょう。

個室ブースへの投資は、単なる設備投資ではありません。
それは、従業員が最高のパフォーマンスを発揮できる環境を整え、企業の競争力を高めるための未来への戦略的投資なのです。